新春ご挨拶

2025年新春

謹んで新春のお慶びを申し上げます。

昨年は、元日に能登半島地震が発生するという驚きの新年の始まりでした。
被災地の一刻も早い復興を心より祈るものです。

昨年は、七月に宝生能楽堂四十五周年記念公演におきまして「安宅 延年之舞 貝立」を勤め上げることができ、大変安堵しております。
また、十二月には「観世寿夫記念法政大学能楽賞」を頂きまして、有難く身の引き締まる思いでございます。

本年は、三月に国立能楽堂におきまして、復曲「武文」を勤めます。
「武文」は、父 金井章が横道萬里雄先生と共に復曲したもので、昭和62年(1987)国立能楽堂第一回研究公演において復曲初演後、平成元年(1989)に再演されて以来、35年ぶりの上演となります。
初演時は、宝生閑先生、野村万作先生が共演でした。
今回は宝生欣哉氏、野村萬斎氏の共演となり、息子世代による新演出での再上演となります。
現代にも通ずる本格の劇能となる様、昨年夏より模索し準備を重ねております。
よろしくご高覧下さいます様、お願い申し上げます。

その他、地方を含めまして多くの舞台出演を予定しております。
一番、一番を精一杯勤め、常に良い舞台を作れるよう、専心する覚悟でございます。

本年五月の紫雲会春季大会は、亡父 金井章の「二十三回忌追善」と銘打って開催する予定です。
どうぞ会員の皆様におかれましては、御健康に留意されて、益々稽古に励み、能楽道をお愉しみ下さいます様に、併せて本年一年のご多幸と、紫雲会の弥栄を心よりお祈り申し上げます。

2024年新春

謹んで新春のお慶びを申し上げます。

昨年コロナ禍は5類へ移行し一安心した一方、自然災害の脅威と戦争という筆舌に尽くしがたい悲劇に心痛む日々です。 
改めて文化芸術の担う役割を、考え直さなければならないと思っております。 
能楽堂に足をお運び下さる方々に感動を与え幸せになって頂ける様、なお一層奮闘努力する所存です。

今年は6月23日と7月14日、15日に宝生能楽堂45周年記念公演がございます。 
流儀にとって大事な催しであり、私も「安宅 延年之舞」を勤めます。 
自分自身にとって大きな舞台となりますので、益々精進しけいこを積んで臨みたいと思っております。 

会員の皆様におかれましては、御健康に留意されて、益々稽古に励み、
能楽道をお愉しみ下さいます様に、併せて本年一年のご多幸と、紫雲会の弥栄を心よりお祈り申し上げます。 

2023年新春

謹んで新春のお慶びを申し上げます。

未だコロナ禍が収まらない中ではありますが、昨年も非常に舞台数が多く充実した一年でした。
能は一人では舞う事が出来ません。
ワキ、囃子、間狂言、地謡、楽屋で装束に携わる人、そして足を運んでくださるお客様がいて舞台が出来上がるのです。
だからこそ一番、一番、いい舞台にしなければと、改めて考えております。

今年も、2月19日の式能での「巴」から始まり、「山姥」(月浪能)、「楊貴妃」(国立能楽堂)「俊寛」(真花会)他、相当数の舞台を勤めさせて頂きます。
よろしくご後援くださいます様、お願い申し上げます。

紫雲会は5月3日に宝生能楽堂において大会、かたばみ会は9月30日に軽井沢で会を行う予定にしております。
例年通り、滞りなく開催できますことを心から願っております。

会員の皆様におかれましては、御健康に留意されて、益々稽古に励み、能楽道をお愉しみ下さいます様に、併せて本年一年のご多幸と、紫雲会の弥栄を心よりお祈り申し上げます。

2022年新春

謹んで新春のお慶びを申し上げます。

昨年もコロナ禍が終息せず、能楽界は大きな影響を受けました。
先行き不安な中ではありましたが、国からの支援もあり、流儀の定例公演はもとより、
「東京2020 オリンピック・パラリンピック能楽祭」を無事に終え、
「日本全国 能楽キャラバン!」等、継続中の事業を含め、大規模な公演も順調に進行しており、能楽界のみならず、文化芸術の起爆剤になれたかと、少し安堵した状態で新年を迎えられました。

私自身は大変多くの舞台を勤めさせて頂き、忙しくも充実した2021年でした。
本年も正月早々9日に大曲「正尊」を勤める機会を頂いております。
また、5月にも奥伝「綾鼓」、その他地方も含め相当数勤める予定にしており、引き続き皆様のご支援を賜りたく宜しくお願い申し上げます。

紫雲会は、一昨年5月の春季大会を長い歴史の中で初めて中止と致しました。
昨年は開催できたものの終演後の懇親はかないませんでした。
幸いなことに、かたばみ会は感染防止策を徹底して、懇親会を含め無事開催することができ、誠に喜ばしい限りです。
今年こそはまた例年通り一つ一つの会を滞りなく開催することができますことを
心から願うばかりです。

会員の皆様におかれましては、御健康に留意されて、益々稽古に励み、能楽道をお愉しみ下さいます様に、併せて本年一年のご多幸と、紫雲会の弥栄を心よりお祈り申し上げます。

2021年新春

謹んで新春のお慶びを申し上げます。
本年もよろしくお願い申し上げます。

 

昨年はコロナという地球規模の災厄で、能楽界含め全世界の文化芸術分野が大打撃を受けました。

令和2年度伝統芸能における中止となった公演数は4,000余りにのぼります。

緊急事態宣言解除を受け、感染防止対策を徹底しながら公演を再開致しましたが、勿論元通りではありません。特に地方の能楽堂に於いては全く公演が打てない状態が続いています。

 

人間にとって文化芸術はエッセンシャルなものです。

コロナウィルスを予防するワクチンが身体を守る物であるならば、能を始めとする文化芸術は心を守るワクチンでありたいと切に願望するものです。

 

本年は昨年中止になり、今年度に振り替えとなった公演を含め相当数の舞台を勤めます。

宜しく御後援の上、能楽堂に足をお運びくださいますよう、お願い申し上げます。

 

 

紫雲会についてですが、ウィルス感染拡大を憂慮し、長い歴史の中で初めて5月の春季大会を中止にしました。準備されていた会員各位には誠に御迷惑なことでした。

ウィルスの変異種も見つかり、予断を許さない状態ではありますが、今年は紫雲会75周年記念大会を盛大に祝う会ができればと祈っております。

 

また、息、賢郎が宝生宗家の内弟子を終えて独立をさせて頂きました。

まだ修行の身ですので今後ともよろしくご指導御鞭撻のほどお願い申し上げます。

 

 

会員の皆様におかれましては、いまだ終息の見えないコロナウィルスの感染下でございますので、より一層健康に留意の上、稽古に励み芸道をお楽しみください。
今年一年のご多幸と、紫雲会の弥栄を心よりお祈り申し上げます。

2020年 新春

謹んで新春のお慶びを申し上げます。
本年もよろしくお願い申し上げます。


昨年は改元の時期と紫雲会春季大会が重なり
正に令和初の宝生能楽堂の催しとなり、誠におめでたい限りでした。
また、秋のかたばみ会はラグビー日本代表がアイルランドに歴史的な勝利を収めた日と重なり、その興奮のまま懇親会の盃を挙げました。


本年はいよいよ、東京2020オリンピック、パラリンピックが開催されます。
公益社団法人能楽協会と日本能楽会はオリンピック、パラリンピック期間中の7月27日から9月4日にかけまして、12日間の能楽祭(日賀寿能)を挙行致します。
元来オリンピックはスポーツと文化の祭典です。
世界に冠たる日本文化の最高峰能楽という芸術を上演展示する事は我々の務めであると感じています。
私個人も相当数の舞台を予定しております。
どうぞ宜しく御後援賜ります様に御願いを申し上げます。


会員の皆様におかれましては、健康に留意されまして、益々稽古に励み芸道をお楽しみください。
今年一年のご多幸と、紫雲会の弥栄を心よりお祈り申し上げます。


2019年 新春

年頭にあたり謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。


平成三十一年は、息子賢郎が千歳を披かせて頂く目出度い新年となりました。
そして今年は父の十七回忌の年にあたりますので、5月の大会も追善の催しと致します。
地方会員の皆様にも多数ご出演頂く予定になっておりますので、どうぞ足をお運びくださいますようお願い申し上げます。
個人的には還暦という人生の節目を迎えますので、流儀の発展のために、また後進の指導にと、益々精進して参りたいと存じます。


会員の皆様には、益々ご健勝にてこの能楽の道を愉しんで頂きますように、今年一年のご清栄を祈念申し上げます。


※下記は、雑誌「宝生」の年男の記事に寄せた句です。

2018年 新春

謹んで新春のお慶びを申し上げます。
本年もよろしくお願い申し上げます。


今年は、能楽界、そして私も息子も更なる飛躍ができますよう、まずは健康で皆様と共に精進したいと思います。


本年の舞台のことを申し上げますと、別会能におきまして、「景清」という大役を頂いておりますので、気を引き締めて舞台に臨みたいと存じます。


昨年は会員のご逝去も重なり、能楽界では観世元伯さんという逸材を失ったことも大変悲しい出来事でした。


会員の皆様には、五月の大会が例年通り行われるのを含め、紫雲会、かたばみ会の行事が開催されます。益々ご健勝にてこの能楽の道を愉しんで頂きますように、今年一年のご清栄を祈念申し上げます。


2017年 新春

謹んで新春のお慶びを申し上げます
本年もよろしくお願い申し上げます。


昨年は、紫雲会七十周年記念大会を盛会裏に終えることができ、ご同慶の至りです。
思えば、父が昭和20年秋に復員し、翌年戦後の苦しい時代に紫雲会を発足して頂いて今日があります。大変感慨深いです。
70年にわたり父と私をご後援頂き、諸兄姉には心より深く感謝を申し上げます。


舞台のことでは、月並能での「采女」、NHKでの「隅田川」といった大曲の大役を頂き、誠に有難い年でした。


オリンピックに向けて能楽界も企画、活動しているところですが、これから百年先の未来を見据えて、益々日本の文化として定着するべく、今後も努力する所存です。


本年も例年通り、5月に紫雲会大会、10月にかたばみ会を予定しております。
皆様にはくれぐれもお体大切に、この道を益々お楽しみ頂きますように、今年一年のご清栄をお祈り申し上げます。



2016年 新春

謹んで新春のお慶びを申し上げます
本年もよろしくお願い申し上げます。



昨年は、近藤乾之助先生がお亡くなりになったことが何よりの大事件で、能楽界としても個人的にも大きな損失であり、悲しい出来事でした。
私自身のことを振り返りますと、舞台数が多く、苦しいながらも充実した一年でした。



最近は地頭を務める回数が増え、シテもさることながら、地頭の重責、重要さ、厳しさを痛感する年齢になりました。
能の七割がたは地、表現は地にかかっていますので、地頭は言わずもがなの重要な職務です。
地頭はシテと同じ気持ちになって舞台を作るのだと、故に難しい役割なのだと、分かってきました。
また、囃子方との連携もあります。
こうして全員で一つの能を形作っていく、その大変さ、これが今一番の印象というか課題です。



一方で教える側の楽しみもあります
会員の皆様の実力がついていくことに、教える側の喜びがあります。
今後も皆様に能の素晴らしさを感じて頂けるように、指導してまいりたいと思います。



今年は紫雲会の70周年です。
紫雲会は、戦後、昭和20年の秋に父が復員し、その翌年の昭和21年に発足致しました。
五月の記念大会を盛会に行いたいと思いますので、地方の皆様にも是非多数のご出演を頂きたいと思っております。


会員の皆様におかれましては、健康に留意されまして、益々稽古に励み芸道をお楽しみください。
今年一年のご多幸と、紫雲会の弥栄を心よりお祈り申し上げます。


※ここより雄資師、賢郎師二人写真および賢郎師写真は、杉並能楽堂にて撮影



2015年 新春挨拶

謹んで新春のお慶びを申し上げます


2015年は、賢郎が初シテを迎える年でありますし、私自身も東京と地方と演能が相当数ありますので、健康に留意して良い舞台をお見せできます様、精進したいと思っております。


本年はまた、父の十三回忌の年にあたりますので、五月の大会は追善の意味も含めまして地方の方々にも多数出演して頂く予定でおります。


思い返しますと、父の死後よりこれまで、がむしゃらに日々を過ごしてきたような感がございます。
(父を亡くした)当初は、分不相応な父の代役などを務めてかなりのストレスを感じたものでしたが、近年そういった重圧等に幾分か苦しまずに済むような年齢に差し掛かってきたと感じるようになりました。


どんな曲、どんな舞台でも、それ相応の緊張感、圧迫感があるのですが、それに押し潰される様なことなくビクともしないくらいの、不断の心構えを益々養っていこうと思います。

皆様におかれましては、健康に留意されまして益々稽古に励み芸道をお楽しみください。
今年一年のご多幸と、紫雲会の弥栄を心よりお祈り申し上げます。


2014年 新春挨拶

謹んで新年のご祝詞を申し上げます。


昨年は舞台数が大変多くて、体力、気力共に充実した
一年を過ごすことができました。
皆様には、何度も(観能へ)足を運んで頂き誠に有難く、
心から深謝申し上げます。

 

今年も二月に能楽協会主催の式能から始まり、昨年

ほどの数ではないですが、能のシテ役を努めますので

よろしくご後援下さい。

 

紫雲会は、毎年恒例通り、5月3日に宝生能楽堂で
大会を催す運びとなっております。
全国の紫雲会、紫影会、かたばみ会の多くの方の
ご出演をお待ちしております。

 

皆様の今年一年のご多幸と、紫雲会の弥栄を心より
お祈り申し上げます。

 

2013年 新春ご挨拶

謹んで新年のご祝詞を申し上げます。

 

年頭にあたり心に思いますことは、毎年同じことです。
一つでも「良い」舞台を作る、
一人でも多くの人が感動できる様な「良い能」を舞う、
そのことです。

 

本年は、「翁」の千歳を、一月に素謡で、二月には
式能で務める、何ともおめでたい年明けです。
シテとしては「俊寛」「邯鄲」「国栖」「藤戸」と、
演劇性の強い能の出演を予定しています。
ドラマ性がある能はやりやすい様で、芝居に陥りやすく
なります。
あくまでも能としての表現に努めなければならないと
改めて思っています。

 

四月には、福島県白石市において、流儀による復興支援
を行う予定です。
被災地の方々に直接お能を見て頂きたい、その思いです。
我々能楽師にできることは微々たることですが、
目に見える形で被災地の方々の心の栄養になって頂けたら
と思っております。

 

会員の皆様には、五月の大会が例年通り行われるのを含め、
紫雲会、かたばみ会の行事が開催されます。
まずは何より健康で、この(能の)道を愉しんで頂けます様に。
愉しむためには精進して頂きたい、その様に思っております。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

●能「野宮」の概要を教えてください

本三番目物(鬘物)の中でも別格と言われる曲です。
晩秋の嵯峨野、野宮の旧跡を訪れた旅僧の前に榊を持った女が現れ、光源氏が六条御息所の元を訪れた往時を偲び、自分こそが御息所の亡霊と告げ、黒木の鳥居の陰に姿を消します。
僧が回向をすると御息所の亡霊が牛車に乗っている態で現れ、源氏との悲痛な別れの原因となった車争いの無念を語り、妄執からの救済を訴え万感の思いを込めて舞います。
●「野宮」が鬘物の中でも大曲と言われる所以はどういったところでしょうか

世阿弥作の井筒も傑作であるのですが、その恋情の複雑さの差もあり、曲の構成は断然野宮が上等、執心と解脱の境を彷徨う貴婦人の想いを表現するには相当の芸力が必要です。
序ノ舞に続けて破ノ舞が組み込まれているのも特別です。これによって野宮は狂女の側面を持つことになります。
●この曲を演じるとき、御息所の心情をどのように自分の中に取り込んでおられますか?

皇太子妃であった御息所が早くに夫を失い、若き源氏に出会いますが報われる恋愛ではありません。
さらに車争いの屈辱は御息所の決定的な敗北となり、斎宮となる娘に付き添い都を離れますが、この激烈な恋情の執心は終に癒される事無くこの世を去ります。
こういった物語の背景は当然ながら理解をしていないといけません。そして鎮魂されたい願いを自分に取り込まなければなりません。

●同じ六条の御息所を扱った作品でも、「葵上」が動だとすれば、「野宮」は静である印象です
 同じ人物の演じ分けに苦労された点などはありますでしょうか

演じ分けに苦労は有りません。それ程この二曲は異なります。葵上では恨みから生霊となります。この時はまだ源氏の愛を取り戻したい願いもある。野宮は彷徨う亡霊です。源氏物語では御息所は死霊となって源氏の妻たちにまたもや憑りつきますが、能では木枯らし吹く森の野宮の寂しさそのままに、御息所の荒涼とした心の風景を静かに、しかし御息所の想いは実はかなり強く描いていきます。

●「葵上」が鬼女(生霊)となる最期と対照的に、「野宮」の最期は物悲しく美しいと思うのですが、その静なる美しさの中で、舞台に緊張感を生み出すために意識されていることはありますか

姿は美しくないといけませんが、野宮は御息所が執心の苦界から解脱して救われるかが主題です。
終始緊張していないといけません。

●他の源氏物語を題材にした能(「葵上」「須磨源氏」など)と比べて、演じる難しさや魅力はどこにありますか?

それぞれに趣きも違いますし演じ方も違いますが、源氏物語を題材にした曲の中で野宮は最高傑作です。曲の構成、舞事、謡、全てが別格です。この能が上手く上演出来たら、その感動も一際と思います。

●謡の聞かせどころを教えてくださ

草葉に荒れた野宮の有様を謡う初同(最初の地謡)、娘に付き添い嵯峨へ向かう道行を謡うクセの後半、それぞれに美しい詞章と共に秋の寂寥を表現します。そして車争いを表す激しい場面から舞を挟んで最後の鳥居をめぐるクライマックス、火宅留と呼ばれる特殊な終わり方も聞きどころです。

●地謡や囃子との呼吸合わせで「野宮」ならではの難しさはありますか?

これはどの曲でも同じですが、全てのパートの気持ちが合わなければ良いものは作れません。
これだけの難曲ですから終始難しいです。

●一番の見どころはどの部分でしょうか

煩悩の世界と解脱の世界を隔てているのが黒木の鳥居です。
これを踏み越えようと足を踏み出す型があります。なかなか形にし難く厄介な型です。
しかし野宮を象徴する型といえます。最後の最後にこの見せ場が来ます。

●観客の皆様にメッセージをお願いいたします

仕舞や舞囃子でも多く上演の機会がある人気曲ですが、難解な大曲です。
40代のかなり若い時に舞いましたが、何もわかっていなかったと悔恨しています。
単なる王朝絵巻でない、死んで尚妄執に捕らわれる一人の貴婦人の心象を描ければと考えています。

関連リンク

公益社団法人宝生会
公益社団法人能楽協会

サイト更新情報

雄資師12月20日(土)して出演「野宮」インタビューを「雄資の部屋」に掲載しております 是非ご一読ください!!
雄資師10月、11月の予定を掲載しております
賢郎師シテ出演 宝生能楽堂3月定期公演 『須磨源氏』のインタビュー賢郎の扉に掲載しました(トップページバナークリックでもご覧頂けます)
宝生能楽堂
http://www.hosho.or.jp/
〒113-0033
東京都文京区本郷1-5-9
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